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薄型テレビの憂鬱

heya

子供のころ、僕はテレビっ子だった。

山口県という田舎に住んではいたけど、幸い下関市は地元のNHK,KRY,TYS,YABのほかにスピルオーバーの恩恵で九州局のNHK,RKB,FBS,KBC,TVQ,TNCと多くのチャンネルが視聴できる環境だった。特にテレビ東京系列であるTVQは夕方枠のアニメを多く放送していて、ケーブルテレビなんて普及していなかった時代、アニメ少年の僕にとっては夢のようなチャンネルだった。

そんな少年期とは裏腹に社会人になってからというもの、全くと言っていいほどテレビを見なくなってしまった。昔に比べて面白い番組がないからだなんていう話もあるが、もっとも大きな要因はやっぱりパソコンとインターネットの存在だろうと思う。社会人になって光ファイバというブロードバンドを手に入れた僕はxboxでPSOというネットゲームに明け暮れる日々を過ごし、インターネットでエッチな画像や動画を探しまくっていた。趣味のアニメ鑑賞はチューナーをパソコンに取り付けて自動録画。ニコニコ動画の登場でさらにテレビというものを意識することはなくなっていった。もっと言えばテレビなんていらないですよと思うようになっていた。

そうして2009年。
僕は、家庭を持つことになった。
嫁さんの作った晩御飯を二人で一緒に食べる。
なんたる幸せか。

しかし、そこにBGMはなかった。

折りしも世の中は地デジブーム。
そう、リビングにテレビはやっぱり必要なのである。

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